仏法は今ここの話じゃ

稲城選恵和上

八尾 光蓮寺

宗教的問いを持たないのは動物なんです。それを持たぬ者は絶望と孤独と不安、この3つしか残らん。哀れなもんですよ。財産がどれだけあってもね、何の役にも立たん。みな置いていくんです。置いていかにゃならんものばっかりに力入れとる。最後まで自分をほったらかしにしとる。自分を問題にしとらんのや。その自分に問いを持つことが「後生の一大事」ということ。そしてこの答えが本願成就。こっちが手を出すより先に届いとる。いつでもどこでも誰にでも、お前がおるところには、先に届いとるということじゃ。仏法には明日はあるまじく候。死んでから先ではない。今ここの問題。いま終いても間に合うとる。今ここで倒れても、死ぬことに用がない法がちゃんと届いとる。それを「本願成就」という。